三和エステート30周年記念酒造り!レポート②

掲載日:2023年12月04日 カテゴリー:三和エステート
いよいよ三和エステートの記念酒づくりレポート2日目。
今回は「副原料」を入れる工程です。

副原料というのは通常の日本酒造りには無い工程なのですが、今回の記念酒ではフルーツを原料とした「ピューレ」を加えることで、お酒自体に特別な香りづけするというクラフト酒としてのご提供ができればと考えました。

まずは、先日の仕込んだ樽の中身の確認から…



前回と比べ、トロッとした印象。
プツプツとは泡が湧き上がっているのが発酵している証拠です。

この中に副原料としてフルーツから絞ったピューレを入れていきます。
今回の副原料には、三和グループの創業者である故 石井和俊の原点である浮羽の名産「ぶどう」を選びました。

うきは市と言えば、フランスのワイン産地ボルドーやアルザスとよく似た日本でも非常にめずらしい地質・地形を有している地域であり「うきはテロワール」とも呼ばれ香り高く甘みが強いのが特徴です。
その葡萄を産地でそのままピューレ状にしたものを発酵中のお酒に加えます。

葡萄は全部で40kg。
蔵元であるリブロムさんでは、いつも入れる副原料は2~30kgほどらしいのですが、今回は特別に40kgのぶどうを贅沢に使用します。
飛び散らないようにそーっと入れたら今回の工程は完了です。

次回は、いよいよ最後の工程である「搾り」を行なっていきます!

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